キャリアを諦めたくない人が育休前・育休中にやっておくべきこと①妊娠中編

出産後もキャリアを諦めたくない人が産休・育休を取得することになったとき、嬉しい気持ちはもちろん、初めての出産・育児だけでなく仕事に影響するのではないか、と複雑な気持ちになることも多いと思います。

 

5年前、長男を妊娠中の私がそうでした。

まだまだ仕事をしたいのに、休んでいる場合じゃないのに、どうしよう。

待機児童って聞くけど、仕事に復帰できるのだろうか。

(ちょうど、「保育園落ちた、日本死ね」が話題になった頃だった)

復帰できたとして、残業も出張も制限されたり、子どもの発熱で急に休んだりして職場に迷惑をかけて、そんな中途半端な働き方に耐えられるだろうか。

・・・正直育児への不安というより、仕事への影響のほうで頭がいっぱいでした。

 

女性も自分のキャリアを持つことが一般的になって久しい今、本気で仕事に取り組んできた人が、産休・育休で後れをとることに抵抗を感じることは珍しくないと思います。

最近1児の母である会社の後輩と話していて、こんな言葉も聞きました。

「夫は子ども3人欲しいって言うけど、夫が産んでくれるなら、って言ってるんです。復職してすぐまた休むっていうのも・・・」

こんな調子だから少子化が進むんだ、と思うけれど、この言葉には心底共感します。

 

もし、子どももキャリアも諦めたくなくて妊娠に踏み切るか悩んでいる人や、子どもを授かったけれど仕事への影響を考えて不安になっている人がこのブログを読んでくれていたら・・・

そんな人たちのために、『出産するまでにやっておくべきこと』を紹介します。

 

保育園のリサーチ&申し込み

「もし待機児童になって復帰できなかったら」というのは不安を感じることの上位だと思います。

不安に思うなら、出産する前からできることがたくさんあるのですが、知らないでただ不安を抱えていたり、スタートが遅れてしまった話も聞きます。

以下は、都内某区で0歳の4月に認可保育所に子どもを入園させた私の経験をふまえていますが、少し状況が違ってもきっと参考になるはずです。

 

まずは、住んでいる自治体の役所に行って、保育園事情について話を聞きに行くこと。

私は、母子手帳をもらいに区役所に行ったその足で、アポなしで保育課に話を聞きに行きました。

区のどのあたりに住んでいて、いつ出産予定で、いつ入園を希望していて、という簡単な希望を伝えると、前年の状況や審査にあたっての得点計算方法、新設園の状況、度の園なら比較的入りやすいか、など詳しく説明してくれました。

インターネットで調べるのもいいけれど、機会があるなら役所で直接話を聞くのが確実で、最新の情報です。

 

教えてもらった情報をもとに、通える範囲の園をピックアップして、必要なら見学に行く計画を立てます。

妊娠中は身重と言いますが、産まれたばかりの赤ちゃんを連れて見学に行くよりはるかに身軽なので、体調と十分に相談したうえで見学は妊娠中に行くのがいいと思います。

 

認可保育所に入れなかったときのため、認可外保育所もリサーチしておきます。

私が住んでいる地域の場合、認可外保育所はほとんどが先着順なので、早くから待機しておく必要がありました。

妊娠中から申し込める、生まれてからでないと申し込めない、など園により違うものの、よく調べて順番待ちの上位に食い込んでおけば、認可がダメだった場合の安心感は大きいものになります。

もちろん、見学して子どもを安心して任せられるかどうか判断することは忘れずに。

 

出産後・復職後の家事効率化のためのリサーチ&導入

「育児と仕事の両立は大変だ」というイメージから、復職後の生活に不安を感じている人も多いと思います。

それに対しても、出産前から準備しておくことで少し気持ちに余裕ができます。

 

育児は相手が人間なので効率化できない(特に乳幼児は効率とは正反対の生き物である)けれど、家事については徹底的に効率化すべきと考えます。

食材がそろっていて時短で調理ができる「ミールキット」を使ってもいいし、掃除や料理を「家事代行」にお願いしてもいい。

家事負担を減らす家電の導入も検討したほうがいい。

サービスも家電もいろいろな種類があるので、時間に余裕がある出産前から調べて、サービスなら一度試しに使ってみることをおすすめします。

私が実際に使っているサービスについては今後ブログで紹介する予定です。

 

仕事に必要な資格取得

出産後は圧倒的に時間がなくなるので、資格を取る必要があるなら妊娠中にでも取得してしまいたいです。

時期によっては育休中にとる、というのもありですが、先延ばしにして復職してから勉強してとろうとしても、勉強時間をつくるのに苦労します。

体調が悪くなければ、妊娠中に勉強して取ってしまうのが圧倒的に楽である場合が多いです。

何より、産休・育休で後れをとることに不安を感じているのなら、資格を持っていることは少し自信になるはずです。

資格をとるために勉強したことは復職後の仕事にも活きてきて、自分の財産になります。

 

なにより自分と子どもの健康を最優先に&これから始まる育児を楽しみにしよう

妊娠中の自分にも声をかけてあげたいことなのですが、出産後の今になって思えば、妊娠中は時期によらず自分で自覚しているより体調が悪く、体に負担がかかっていました。

育児中の今はそれはそれで大変なのは間違いないですが、妊娠中に比べれば体調面では圧倒的に楽です。

「自分はつわりが軽い方だから」「もっと大変で入院する人もいるから」などといって軽く考えず、くれぐれも自分と子どもの健康を最優先に、無理をしないこと。

このブログを読んでくれた人はきっと真面目で頑張り屋さんだから、自覚しているパワーの6割ぐらいで頑張るので十分だと考えましょう。

 

それから、正直長男妊娠中の私にはすっかり欠如していた考えなのですが、あと何か月かしたら、あなたのめちゃくちゃかわいい赤ちゃんが産まれてくるのです。

育児大変、ってネガティブな面に意識がいってしまうかもしれませんが、自分の赤ちゃんは間違いなくかわいいです。

直前でいいや、と思わずに一着くらいベビー服を選んで用意しておいたりすると、その小ささに胸が熱くなると思います。

赤ちゃんが産まれるのを楽しみにしましょう!