テレワークはワーママ/パパの味方なのか?2年間テレワーク9割・出社9割両方経験した結論その②

その①では2年間のテレワーク経験を経て思った育児と両立するうえでのメリットをお伝えしました。

今日のその②では、気になるデメリットについて書いていきます。

育児と仕事を両立するうえでのテレワークのデメリット

①部屋が片付いていないと仕事に集中しにくい

特に幼児がいるおうちなら、朝起きてから保育園に行くまでの間に部屋中が散らかってしまうことも・・・

足の踏み場がない、というほどではなくても、子どものおもちゃや絵本はカラフルで見た目にガチャガチャしたものが多いです。

仕事に集中できる書斎があればいいですが、都心の住宅事情などを考えるとそうもいかない場合も多いでしょう。

会社の同僚でも、リビングの食卓で仕事をしているとか、中学生のお子さんの部屋を借りて仕事をしているとかいう声をききます。

私の場合、子どもを保育園に送って帰宅したら、仕事を始める前に仕事をする場所のまわりを片付ける、というステップが必要でした。

子どものおもちゃがあふれかえっていることに大らかになれず、断捨離したい欲がムクムクと湧いてきてしまいました。(子どもとはいえ、人のものを断捨離するのは厳禁ですよ!)

 

②昼休みに家事をしてしまってリフレッシュできない

メリットで書いたように、昼休みを子どもが一緒ではない貴重なフリータイムとしてリフレッシュに使えればいいのですが、自宅で仕事をしているとついつい家事をしてしまうこともあります。

会社の同期と話していても、「子どもが帰ってくるとお風呂掃除が大変だから昼休みにしている」と言っていました。

掃除や料理が大好きならいいですが、夕方少しでも楽なように、と昼休みに家事をしてしまうと、昼からの仕事に支障が出るように思います。

 

③ワーママ/パパ以外のテレワークのイメージとのギャップにモヤる

育児や介護をしているわけではない同僚から「テレワークの日は始業時間の15分前まで寝ている」とか「テレワークの前日は晩酌がすすむ」とかいう話を聞くことがあります。

いくら通勤がないからといって、育児と両立中の人たちはそんなわけにはいかないことが多いですよね。

保育園児なら登園時間が遅くなるだけなので、必ずしも自分の自由時間が増えるわけではないと思います。

子どもとの時間が少し増えるのはありがたいことですが、テレワークで浮いた時間をまるっと自由時間にしている同僚とのギャップには少しモヤっとします。

 

④「テレワークだから子どもの面倒をみながらできる」という周囲の大きな誤解

テレワーク9割だったころ、「テレワークだったら子ども家にいるの?」と言われることがありました。

古い業界なので、育児にかかわってこなかった男性が多いからかもしれませんが、自宅にいるからといって幼児の面倒を見ながら仕事をできると思われているとしたら、大きな誤解ですよね。

テレワークできなかったころなら、子どもが発熱して早退します→明日は年休いただきます、がデフォルトだったのが、今では、子どもが発熱して早退します→明日はテレワークだね、になりました。

幼児の面倒を見ながらのテレワークはカオスでしかありません。

いくらYouTubeやおやつに頼っても、1日中だと飽きて「遊ぼうよ~」となりますし、熱が出ているときなら看病も必要です。

どうしても出なければいけない会議に出られるとか、急ぎのタスクを片付けられるとかいう点ではメリットなのですが、普通にできるよね、と思われていることはデメリットだと思います。

 

結論:モヤモヤはあるが、メリットは多い。うまく活用しよう。

デメリットも含めいろいろ書きましたが、テレワークも選択できるようになったことはよいことではあると思います。

モヤモヤ源は生暖かい目で見つめつつ、メリットを享受していきたいですね。

 

・・・という話を夫にしたら、「そういうこと言う人ってテレワークといいながら家でさぼってるんじゃない?」と言われて目から鱗でした。

経験の有無で「育児」の認識が違うのだと私は思っていましたが、「テレワーク」の認識が違う可能性もあったとは!