子どもとの時間、プライスレス!男性育休体験記①経緯編

第2子である長女が1歳になる前、夫が2週間の育児休職を取得しました。

 

最近では男性育休の話を目にすることも多くなりましたが、まだまだ男性が育休をとれることを知らない方や、知っていても自分には関係ないものと思っている方も多いと思います。

育休=棚ぼた的休暇と考えていて逆に妻に負担をかける「とるだけ育休」などという悪い評判も聞いたりします。

 

我が家の場合は、少なくとも妻にとっては、正直言って最高の2週間でした!

どんな経緯で夫が育休を取得したのか、育休中の2週間(夫をはじめとした)我が家がどんな生活をしていたのか、育休取得してみて『ぶっちゃけどうだったのか』、事前に検討しておくべきことはなかったか(特に経済的なところでいろいろありました)について、リアルな体験談をご紹介します。

育休取得時の家族データ

第2子:0歳11ヶ月(保育園入園済→育休中は休み)

第1子:3歳(同じく育休中は休み)

夫:建設会社の現場勤務

妻:建設会社のオフィス部門勤務(3ヶ月前にフルタイム復職済)

育休取得の経緯

乳幼児育児中の多くの夫婦がそうであるように、第一子である息子が2歳になるくらいまで、私たち夫婦も関係がよいとは言えない状態でした。

今振り返ると、主な原因は『私は妊娠・出産でキャリアに影響するのに、夫は好きなように仕事をしている』と私が思っていたこと。

(このあたりの詳しい話も追々書いていきたいと思います)

 

私は、結構な仕事人間であると自覚しています。

出産・育児でキャリアを中断するということに大きなストレスを感じ、そのイライラの矛先は夫に向かっていました。

(子どもには一切向かわないのは本能なのでしょうね…)

最初はその思いをうまく伝えられず、というか、『あなたも真面目に仕事をしているんだったら私の気持ちわかるよね』という感覚で、あまり口に出すこともなく、いつもイライラしていて、非常に感じ悪い妻だっただろうと反省しています。

何度も大喧嘩をして、話をしていくと、いつしか夫は私のキャリアに対する思いに気づいてくれました。

一方で、私のほうも、夫はもっと家族との時間を大事にしたい人なのだと気づきました。(仕事がどうでもいい、というわけではないですよ)

 

夫は建設会社の現場勤務で、一言で言うと古い男社会です。

最近は働き方改革の波もあって少しずつ改善されているものの、長時間労働で転勤の可能性が高いこともあり、共働き家庭自体が少数派です。

そんな中、夫は私の仕事のことも職場で話すなどして、私が一度目の育休から復職してからもできる限り育児を担ってくれていました。

第二子を妊娠したとき、今度は育休をとりたいと言って、報告と同時に上司に意志を伝えていました。

私も同じ業界にいて状況は理解しているので、『本当かなぁ?』と半信半疑ではありました。

逆の立場だったら自分はとらないだろうとも思いました。

 

第二子は10月産まれ、翌年の4月に入園して私は復職するので、自分が復職してから育休をとってもらうのがいいと思いました。

そうすると、その年の10月(1歳の誕生日)までに取得する必要があります。(連続でないとパパママ育休プラスが使えない)

仕事の状況からいって、ぎりぎりの9月かなぁ、などとときどき話していましたが、8月になっても具体的な話はなく。

半信半疑とはいえ、期待していた私は激怒。

口だけなのか、と。

 

翌日、夫は上司と取得予定を決めてきました。

やはり実際とるとなると仕事の調整が難しいと思っていたようですが、上司からは快諾してもらったとのことです。

こんな業界なので、もしかしたら思うところはあったかと思いますが、一歩踏み出させてくれた夫の職場には感謝です。

社内で男性育休の前例はありますが、オフィス部門に勤務する事務職の人などで、現場勤務の技術職員が育休をとるというのは異例のことでした。

 

以上、夫が育休を取得した経緯でした。

育休取得からちょうど1年たちましたが、その間お子さんが誕生した同僚が数日間の育休を取得したそうで、周囲に確実に良い影響を与えているなと思っています。

次回は育休中の生活について詳しくご紹介します。