役員をすること

学校のPTAや保育園の保護者会の役員、仕事に育児に忙しいパパママは、なるべくなら避けたいと思っているのではないでしょうか。

そう言う私も、当初は「忙しいのに役員なんて無理!」と「いつかやらないといけないなら、なるべくラクな役職がいい!」と後ろ向きでした。

 

ところが訳あって保育園の保護者会で副会長を務めることになった私が、「役員をやるか迷っている」「役員に決まったけどどうしよう」というお悩みを抱える未経験者のみなさんに伝えたい『役員をやってよかったこと』をまとめてみました。

 

よかったことその①子どもの園生活に働きかけられる

保護者会の意義は、保護者の立場から先生方と協力して子どもの園生活をよくしていくというところにあると思います。

保護者の思いを吸い上げ、園と話し合いをして、園生活に少し影響を与えられる可能性があります。

私たちは、先生方の仕事を簡略化でき、保護者にも子どもの様子がより伝わる方法はないかということを役員で話し合い、要望として園と話をしました。

役員をやっていなかったら、考えてもみなかったことかもしれません。

保育園不足でなかなか家庭や子どもに合った園を選ぶということは難しいですが、すべて受け身ではなく、園生活の一部にでも、影響を与えられる可能性があるということは素晴らしい機会なのではないでしょうか。

よかったことその②ほかの保護者との人脈ができる

フルタイム勤務ということもあり、登降園で会う保護者は限られています。

保育園児を連れての朝夕は忙しいので、会っても挨拶程度で、あまり深くかかわることは少なかったです。

役員の仕事のことで必然的に集まったり、LINE等で連絡を取り合うので、気軽に話せる保護者ができたことは単純によかったです。

我が家の子どもたちが通う保育園の場合、役員は2歳児以上の保護者で合計6名、異年齢児の保護者とも縦割りなので、子ども同士が関わりのない保護者とも知り合いになれ、人脈が広がります。

立候補または前年の役員から推薦を受けてOKした人だけなので、忙しい中皆さん積極的に活動していて、いい関係を保っています。

よかったことその③チームでのプロジェクト感覚でやればけっこう楽しい

園の方針への影響度はともかく、保護者会の活動自体は役員の裁量が結構大きいです。

年度はじめに会則や活動方針を決めるところから始まり、総会の企画・運営、保護者の意見を吸い上げるアンケート、それを踏まえて園や外部業者との調整など、少人数の役員で相談して決定していきます。

1年間の期間限定ということもあり、役員というプロジェクトチームで仕事をしているような感じでした。

仕事で培ってきた段取り力やコミュニケーション力は必ず役立ちますし、書類作成をすることがあれば文書作成能力も活かすことができます。

みんな忙しいからこそ、役員の仕事も生産性を上げていこう、という姿勢で取り組めば、スキルアップにもつながるのではないでしょうか。

 

もちろん大変なこともありますが、上記のように、役員をやってみてよかったことも多いです。

役員やろうかな、できるかな、と迷っているパパママに、少しでもお役にたてれば嬉しいです!