総監への道★想定問答を作る前に、青本を復習します

今週は経歴書の振り返りから、経歴に関する想定問答作成予定です。

・・・その前に、数日かけて青本の基本的なところを復習することにします。

筆記試験から4か月近く経って、だいぶ記憶が薄れてしまったので、少し思い出す必要がありそうです。

ちなみに、青本は現在絶版になってしまっていて、フリマアプリなどでも結構な高値で売り切れていました・・・

私は運よく上司から譲り受けましたが、過去問だけだと筆記試験対策としても体系だてて勉強するのに苦労するように思います。

 

1章 総合技術監理の要求内容と技術体系

総合技術監理を行う技術者は、各管理(経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理)を個別に行うことは当然として、トレードオフが発生した場合に総合的な視点から検討・判断をすることが求められる。

総合技術監理に携わる技術者は特に技術者倫理について強い自覚を持ち、良心に基づいて行動を律していかなければならない。

守るべき規範のひとつとして技術士倫理要綱がある。

技術士法

技術士の定義:登録を受け、技術士の名称を用いて科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画・研究・設計・分析・試験・評価、またはこれらに関する指導業務を行うもの

技術士の義務:①信用失墜行為の禁止 ②秘密保持 ③公益確保の責務 ④名称表示の場合の義務 ⑤資質向上の責務

技術者継続教育(Continuing Professional Development:CPD)

CPDの形態

①講習会・研修会などへの参加

②論文などの発表

③企業内研修

④技術指導

⑤産業界における業務経験

⑥その他(自己学習など)

習得すべき課題

一般共通課題(①倫理 ②環境 ③安全 ④技術動向 ⑤社会動向 ⑥産業経済動向 ⑦規格、基準の動向 ⑧マネジメント手法 ⑨契約 ⑩国際交流 ⑪その他)と技術課題(①専門分野の最新技術 ②科学技術動向 ③関係法令 ④事故事例 ⑤その他)がある。

技術士は専門的知見・技術の進化を目指すのみならず、一般的な知見などの関しても拡大に努めることにより、縦横両方向において継続的努力が必要である。

→想定問答で、CPDについて整理しておく必要がありますね。

 

技術者倫理

技術士倫理要綱

総合技術監理の全体構成

各管理と関連する具体的な内容は以下(最も関連が深い管理に記述)

経済性管理:事業企画と事業計画、品質管理、工程管理、原価管理、設備管理、計画・管理の数理的手法

人的資源管理:人の行動と組織、労働関係法と労務管理、人的資源計画、人的資源開発

情報管理:通常業務における情報管理、緊急時の情報管理、ネットワーク社会における情報管理、情報ネットワーク、情報セキュリティ

→情報管理については、最新の動向を整理しておく必要がありますね。DX。

安全管理リスク管理、労働安全衛生管理、未然防止活動・技術、危機管理、システム安全工学手法

社会環境管理:環境と社会システム、環境関連法と制度、環境経済評価、環境アセスメント、ライフサイクル・アセスメント、組織の環境管理活動と環境アカウンタビリティ

5つの管理項目に共通に使用される総合管理技術

・総合品質管理

顧客の要求品質を経済的に満足することが共通目標

経営層から現場までが一体感を持てるわかりやすい考え方(たとえば「品質第一」「プロセス重視」を精神的基盤とする

管理会計

・意思決定論

・リスクマネジメント

問題解決法

・ブレイン・ストーミング法

・集団情報構造化法

・特性要因図:ある特定の結果と、その結果に影響を及ぼすと思われる根源的な要因にまでさかのぼり、定性的な因果関係を表現したもの。(フィッシュ・ボーン)

・過程決定計画図:問題解決のための手順を有効グラフの形に表したもの

 

総合技術監理部門の技術士に求められる能力は、口頭試験でアピールすべき内容なので、これを念頭に置いて試験対策をしようと思います。

総合管理技術や問題解決法が口頭試験で話すネタになるようにはあまり思わないけど、おって要復習。