総監への道★詳述経歴のプレゼンを練りました
青本の復習が終わり、ようやく想定問答を作り始めます。
まずは、詳述業務の経歴プレゼンを求められたと想定して、話すべきことを練ります。
「5つの管理を駆使して業務を行いました」「技術士の資質能力を持っています」ということを両方アピールできるように、整理していきます。
Q1 あなたの経歴で総合技術監理部門の技術士にふさわしい業務について5分で話してください。
※口頭試験は加点方式なので、時間オーバーは厳禁。指定されたより短めに話すようにします。
A1
青字:5つの管理 緑字:コンピテンシー
受験申込書の詳述業務に記載した経歴についてお話します。
○○の鉄筋コンクリート構造物の設計責任者として、総合技術監理を行いました。
〇〇という性質上、設計の品質確保(=安全管理)を最優先に、発注者・△△・現場等の関係者と協議を行いながら厳しい工程で設計成果を出す(=経済性管理)ことが求められました。
本業務において、発注者や△△との協議(=リーダーシップ、コミュニケーション)の結果、設計方針を変更する必要がある条件変更がたびたびありました。そのため、条件のデータ取り違えなどによる設計ミス(=①)が生じやすい状況となっていました。また、条件変更によっても工程遅延が認められなかったため、工程が厳しくなり設計員への負担が過大になる(=②)懸念がありました。(以下、対策全体=問題解決)
①の問題に関して、条件変更などの連絡担当者を選定し、窓口とすることにより情報を一本化しました。その担当者がチームの共有フォルダにルールを決めて保存し、メールで周知することでメンバー全員に変更情報を共有しました。(=情報管理)設計ミス対策として、外注業者にクロスチェックを発注し、条件書作成・解析データ作成及び解析・設計照査・成果データ作成の各段階においてチェックリストを使用した当社設計との比較を行いました。(=安全管理)
②の問題に関して、社内の別チームからの応援により繁忙時の増員を行いました。増員した人員は、最もマンパワーが必要になる発注者指定の××作業に配置することで、設計工期短縮を図りました。(=経済性管理)増員したメンバーは同じサイトの隣接する構造物の設計でも××作業に携わり、作業に熟練している者を選定しました。(=人的資源管理)(=マネジメント)
たび重なる条件変更に適切に対応することができ、外注業者とのクロスチェックの結果
、ミスがないことが確認できました。また、増員およびその適切な配置により設計工期を守ることができ、設計員の長時間労働等の過大な負荷も防ぐことができたため、不調を訴えるチームのメンバーはいませんでした。
増員と外注によりコストは増大しましたが、他のプロジェクトと調整することにより対処しました。
→ゆっくり話して3分。プレゼンを指示されるとしたら5分が最大だとして、これをベースに短いバージョンも作っておきます。
これを聞いたときに、「総監にふさわしい業務だ」と納得してもらえるでしょうか。
模擬口頭試験ではその点でアドバイスをもらって、ブラッシュアップしていきます。
「総監にふさわしい」となれば、あとは「本当に自分でやったのか」という観点の質問が来るはずなので、業務の細かいところをよどみなく回答できるように整理しておきます。
Q2 社会環境管理について何かされましたか。
※青本の復習でも書いたとおり、優先度が低い管理です。
A2 まだ施工をしておらず、実際にどのような材料を使用して施工するかが決まっていませんが、環境に配慮した材料等を使用することを推奨しております。最優先事項である施設の◆◆を確保したうえで可能な範囲で使用することになると考えております。
長くなったので、今日は2問のみ。
気になるところとして、
・コスト増と言っていいのか?コストの優先度は低く設定したということで、特に問題はないのか。
・コンピテンシーの「専門的学識」に関連して、私の専門は建設部門(鋼構造およびコンクリート)なのですが、この視点については考えなくていいのか。
といったところも、先輩技術士に相談して解消します。
なかなか進まないですね・・・
もし、「これはつっこまれそう」という点があればぜひご指摘ください。